
ARTURIA – ANALOG FACTORY 2.5/ EXPERIENCE – USER’S MANUAL 11
1 イントロダクション
イントロダクションイントロダクション
イントロダクション
1.1 歴史
歴史歴史
歴史
2001 年初頭、アートリアはアナログ回路のオーディオ解析をデジタル・エミュレーション技術で再現す
る先進的なアルゴリズム開発に着手しました。それは、技術的な言語を使用しなくても、かつて一世を
風靡したモーグ・モジュラー型のようなシンセサイザーのユニークで無二なサウンドを再現できる前代
未聞のものでした。そのアルゴリズムに着手してしばらく後、アートリアはその成果を世に問う準備を
始めました。2002 年にカリフォルニアで開催されたNAMMショーにて、アートリアは後にボブ・モーグ
博士からも絶賛をあびた「モーグ・モジュラー V」として商品化されるソフトウエア・シンセサイザー
のプロトタイプを発表しました。
音楽制作において常に本物のサウンドを追求しているエキスパートたちは、自分の納得できるサウンド
にはとても貪欲です。モーグ博士自らがお墨付きを与えた「モーグ・モジュラー V」は彼らから大絶賛
をあび、発売と同時に大成功をおさめ、様々な音楽誌にて賞を総なめし、ビンテージ・シンセサイザー
の再現に関して先駆者的存在となったのです。
2004 年までの間に、アートリアには著名なミュージシャン、プロデューサー、バンドの方々から多くの
電子メールが届きました。彼らの多くは自分が所有しているハードウエア・シンセサイザーをバーチャ
ル(ソフトウエア)・シンセサイザーに置き換えることを計画していました。世界中のアーティスト連
中がハードウエアよりもソフトウエアのアドバンテージに注目し始めたのです。
CS-80V」は、2003 年にニューヨークで開催されたAESショーにて発表されました。 それは“究極のポリ
フォニック・シンセサイザー”として一斉を風靡したヤマハのCS-80 を完全に再現したものでした。キー
ス・エマーソン、スティービー・ワンダーなどの憧れの著名音楽家が愛用した本物が、無限の可能性と
共に「CS-80V」として蘇ったのです。
2004 年のNAMMショーでは、世界で最も有名なシンセサイザーと誰もが認めるミニモーグを完全再現し
た「ミニモーグ V」がデビューしました。70~80 年代、ミニモーグ・サウンドはあらゆる音楽シーンで
大活躍しましたが、今日でもヒップホップなどで、大いにそのウォームでファットなサウンドがフィー
チャーされています。
「アープ 2600V」は 2005 年のNAMMショーにて発表されました。ドラムンベースや映画スターウォーズ
のR2-D2 の音などで有名なアープ 2600 を忠実に再現したのです。 さらに斬新なトラッキング・ジェネ
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